秋山真之-丁字戦法

e0040579_16531864.jpg小説家の司馬遼太郎の『坂の上の雲』によると、東郷平八郎がロシア艦隊に対して、横一文字に遮断して敵の進路を妨げる「丁字戦法」ととったことが、勝利の最大の要因としています。

丁字戦法(ていじせんぽう,T字戦法ともいう;Crossing the T)とは、砲艦同士の海戦における戦術の一つで、敵艦隊の進行方向をさえぎるような形で自軍の艦隊を配し、全火力を敵艦隊の先頭艦に集中させ得るようにして敵艦隊の各個撃破を図る戦術をいう。

敵艦隊の先頭を塞いで、自軍の側面を向けて一斉射撃する。

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敵艦隊に対して平行にすれ違う航路(反航)をとる

すれ違い直前で敵前回頭を行う

自艦隊の足の速さを頼りに敵艦隊の先頭に対して斜め後方から敵進路を遮蔽する(このため、実際には「丁」より「イ」に近い形になる)

日本の資料は一様に、東郷のT字戦法が日本水軍の元祖である村上水軍の戦法を取り入れ
たと記録している。ただ東海海戦が終わった後にイギリスと日本の記者たちの前で、李舜臣
と自分を比べるのは過分なことだという表現をしたというエピソードが伝わって来るだけだ。

1905年5月27日。韓国の鎮海湾に停泊していた日本艦隊は、大韓海峡に入って来るバルチ
ック艦隊の姿を哨戒中だった船舶から無線で通報を受けた。無線を実戦に使用した初めての
事例が、この東海海戦だった。

日本艦隊はロシア艦隊に比べて、その規模や火力の面で相当劣っていた。しかし日本は、
西洋から取り入れた大砲を開発して百発百中の艦砲射撃を誇り、訓練された兵士らの一糸
乱れぬ行動は命中率を一層高めていた。

海戦では、どちらが先に敵艦隊を見つけるかに勝 敗の半分がかかり、敵艦隊に砲撃を加えてどちらが先に命中させるかに勝敗の全部がかか っていると言っても過言ではなかろう。したがって日本は、万全の準備と熟練した兵士、百発 百中の大砲を持っていた以上、もう戦争に臨む前に勝利したも同然だった。

鎮海を出発した東郷の艦隊と日本から出発した連合艦隊は、大韓海峡に入って来るロシア
艦隊に向かって進撃する途中、急に敵艦隊の前で90度回頭して、一列T字の形態を取った。
もしこの時、ロシア兵らの練度と士気が高ければ、日本海軍は一撃で全滅したかもしれない
危ない作戦でもあった。回頭中には射撃ができないからだ。

しかしロシア艦隊はこの絶好の機会を逃してしまった。東郷の日本海軍は機会を逃さず、戦
列が整うやいなや一斉に砲撃を加えてロシア艦隊を沈没させた。実に歴史的な瞬間だった。
この戦闘でロシア艦隊の主力艦38隻のうち22隻が沈没し、艦艇7隻が拿捕された。

この他 逃亡を図って捕獲され武装解除された艦艇が7隻あり、目的地であるウラジオストックまで
到着した艦艇はわずか3隻だった。ロシア側の戦死者は4545人、捕虜は6106人だったのに
対して、日本側の被害はわずか水雷艇3隻、戦死者116人だった。

私たちはこの戦闘から多くのことを学ぶことができる。戦争は敵を打ち破ることが重要なので
はなく、内部の分裂を先に阻まねばならない、という事実がそれだ。

当時、日本国民は一致 団結して決戦に備えたのに対して、ロシアは共産革命勢力と皇帝勢力が衝突していて社会 の統合が非常に難しい時期だったという点が、比較されるであろう。そして、戦争を遂行する ためには主敵概念が明確でなければならず、最新鋭兵器の開発と兵士の訓練がよくできて いなければならないということだ。


ところが、歴史家の大江志乃夫は、『バルチック艦隊』で資料分析の結果、当日は天候が悪く、「丁字戦法」は中止したと書かれてあります。
 どっちが本当?

秋山真之
by cwj36 | 2005-11-18 11:24 | 【日本幕末維新】


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